車いすバスケットボール
柳本あまね
Amane Yanagimoto
プロフィール
生年月日 1998年8月4日
出身地 京都府京都市
コロプラ入社 2023年4月
所属団体 一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟
所属クラブチーム カクテル

柳本あまねは、2歳のとき原因不明の病気により下肢機能障害となった。
さまざまな検査の結果「多発性神経炎」と診断されたものの、原因も治療法もわからないままだった。

小学4年生のとき、映画『ハイスクール・ミュージカル』を観てバスケットボールに興味を持つ。それがなければ、バスケットボールという競技自体に興味を持っていなかったという。

小学5年生になって、「車いすバスケットボール」という競技を知る。そのとき見学に行ったのが、現在も所属する女子車いすバスケットボールチーム、「カクテル」との出会いだった。最初はどういう競技なのかという関心が先行していたが、しだいにプレーをしてみたいと思い始める。

6年生で「カクテル」に入団。最初は練習に参加させてもらうだけだったが、 中学校1年生になると選手登録をしてチームに加入、本格的に競技へと参加してゆくことになる。

16歳で史上最年少の日本代表入りを果たすなど、順調に進んできた柳本にとって大きな転換期となったのは2015年。翌年のリオ2016パラリンピックの予選大会で日本代表入りを逃し、初めての大きな挫折に一時は競技をやめようとまで考えたという。
2014年から日本代表として戦い続けてきた柳本が、代表に選ばれなかったのはリオ2016パラリンピックの予選大会だけだった。

その悔しかった思いを、もう二度と味わいたくない。そのために、もっと練習しようと決意する。くじけそうな時でも、あんな思いをしたくないからと、強い思いで踏ん張り続けてきた。
その後は東京2020パラリンピックと、パリ2024パラリンピックで2大会連続出場を果たし、パリ大会では司令塔としてチームを率いた。

所属するカクテルは皇后杯で現在8連覇を達成し、女子の新記録を更新中。目指すは10連覇と意気は高い。もうひとつの目標は、次のロス2028パラリンピック。出場するのはもちろん、今度こそはメダルを獲る。立ち止まることなく、柳本あまねの挑戦は続く。

写真:柳本 あまね

戦績

2021
東京2020パラリンピック競技大会
6位(日本代表)
第23回全日本ブロック選抜車いすバスケットボール選手権大会
2位(近畿選抜)
2022
2022アジアオセアニアチャンピオンシップス
2位(日本代表)
皇后杯 第31回日本女子車いすバスケットボール選手権大会
優勝 MVP獲得(カクテル)
2023
2023 国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会
3位(日本代表)
2022年度さくら杯女子車いすバスケットボール大会
優勝(カクテル)
第29回あじさい杯争奪女子車いすバスケットボール大会
優勝(カクテル)
2022 IWBF 世界選手権大会
7位(日本代表)
皇后杯 第32回日本女子車いすバスケットボール選手権大会
優勝(カクテル)
杭州2022アジアパラ競技大会
銀メダル獲得(日本代表)
2024
2024IWBF女子車いすバスケットボール最終予選
出場権獲得(日本代表)
第30回あじさい杯争奪女子車いすバスケットボール大会
優勝(カクテル)
パリ2024パラリンピック
7位(日本代表)
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