コロプラをクリエイターの天国に。
採用・人材開発、組織開発のこれから
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HR本部 人事戦略部 部長
北村 主税
2010年、コロプラ入社。前職では、SEとして企業向けのITシステム構築に携わる。toC領域でのサービス構築を志し、転職を決意。世界初の「位置ゲー」を開発したユニークな企業として魅力を感じ、コロプラに入社。サーバサイドエンジニアとして『コロニーな生活』を担当した後、各種タイトルでディレクションなどを行いながら、2023年11月までエンターテインメント本部 A1スタジオ 部長を担当。2023年12月より現職。
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HR本部 採用部 部長
中川 珠花
2013年、コロプラ入社。前職は新卒で入社したクリエイター専門の人材エージェントで、営業職に従事。9年間、ゲーム業界をメインにさまざまなクライアントを担当した。次は企業の中でクリエイター支援を行いたいとコロプラへの転職を決意。新卒及び中途採用業務を中心に、研修業務、両立支援や安全衛生業務なども経験。
2023年12月、コロプラでHR・人事領域の業務を担うHR本部が大きく変わりました。長くゲーム制作の現場で指揮を執ってきた北村がHR本部 人事戦略部の部長に就任。現場での経験を活かしながら、現在のコロプラに必要な研修制度や働き方を整えていくことになります。
また、これまで新卒採用と中途採用で二分されていたチームを一本化し、採用部を設立。コロプラで長く採用活動に携わってきた中川が部長となったことで、採用体制と入社後のフォロー体制を強化します。
今回、そんな北村と中川にインタビューを実施しました。コロプラの人事・採用はこれからどうなっていくのか、新しく設立された部署と人事・採用業務への想い、長く勤めているからこそ分かるコロプラの魅力などについて、詳しく話を聞きました。
- INDEX
- 【1】人事戦略部&採用部はコロプラの人事・採用をどう変える?
- 【2】転職・就職は人生の転機になるからこそ。目の前の選考に責任を持って向き合う
- 【3】10年で感じる、採用の競合企業の変化 コロプラも採用広報に注力へ
- 【4】コロプラの良さをさらに磨き、「クリエイターの天国」であり続けたい
【1】人事戦略部&採用部はコロプラの人事・採用をどう変える?
まず、採用部と人事戦略部の業務内容やミッションを教えてください。
北村 人事戦略部は、人材開発から組織開発まで、担う業務が多岐にわたっています。人材開発の領域で言えば、人事評価制度の企画から運用、社内の働きやすさを向上させるための調査から表彰制度の企画・運用、研修制度の企画・運用までを行います。一方の組織開発の領域では、採用広報の企画立案からコンテンツの制作、採用部との連携、現場で動いている各種ゲームタイトルのプロジェクト支援までをカバーしています。より良いものづくりができる環境をつくる。ものづくりに没頭できる環境をつくる。多岐にわたる業務をまとめると、そうしたことが、私たちのミッションになろうかと思います。
中川 採用部はその名の通り、採用活動に特化した業務を行う部門です。新卒採用と中途採用の両方を担っています。コロプラの掲げる「最新のテクノロジーと、独創的なアイデアで"新しい体験"を届ける」というビジョンを一緒に実現いただける方、当社の環境やカルチャーにマッチし、生き生きと活躍してくださる方を求めて、日々採用業務を行っています。
人事戦略部と採用部は、2023年12月に新設されたばかりだと伺いました。改めて、2つの部門が設立された経緯を教えていただけますか?
北村 会社として、HR・人事領域の業務や役割を改めて整理し、まとめ直したというのが部署新設の大きなきっかけです。今回の部門再編によって、HR本部としては、より「攻め」に転じた人事・採用の施策も取りやすくなったと感じています。
中川 そうですね。採用部の立ち上げに関しても、コロナ禍でばらけてしまった新卒採用と中途採用のチームを改めて一本化することが狙いでした。どちらの採用においても、採用方針は変わりませんから、採用部として門構えを新たにしたことで、新卒・中途採用の担当者同士の連携も取りやすくなったと思います。
お二人がこれから特に注力したい取り組みがあればお聞かせください。
北村 私は、長く経験してきた"ものづくりの現場の感覚"を人事制度の中にも取り込んでいければと考えています。特に研修制度については、さらなる改善・発展の余地が大きく残されていると感じています。これから人材開発のあり方をしっかりと企画して、研修制度も個々人が磨きたい能力をさらに伸ばせるような、魅力的な仕組みを整えていきたいです。
中川 人事戦略部と採用部が社内に提供する価値を最大化できるように、やはりお互いの連携強化も意識したいところではあります。
北村 そうですね。採用部が入口を担当し、その後のメンバーの継続的な活躍については人事戦略部でフォローするという流れをより良いものにできるよう、お互いの連携は必須です。仕組みを整えるのはもちろんなのですが、「メンバーの活躍」という観点で言えば、各個人にフォーカスを当てた連携が欠かせないと思っています。個々人の特徴や置かれた環境なども踏まえながら、しっかりと情報を連携し、サポートしていきたいです。
中川 個人的には、HR本部に私と北村というコロプラ歴10年超のメンバーが揃ったことも何かの縁だと思っており、これを機に、コロプラの創業時から続くカルチャーや非言語な部分で受け継がれてきた「コロプラらしさ」を現場の若いメンバーに伝えていけたらなと考えています。そして、北村は現場経験も長いですから、ゲーム制作の現場で行われている仕事について、現場で見聞きしたことや感じたことも含めて、近いうちにHR本部のメンバーに話してもらえたらなと思っています。
【2】転職・就職は人生の転機になるからこそ。
目の前の選考に責任を持って向き合う
ここからは少し具体的に、コロプラの採用活動や人材育成、働く環境についてお聞かせください。まず、コロプラでは、どのような方に入社していただきたいと考えているのでしょうか。
中川 コロプラは「新しい体験を届ける」という、非常に難しいことに挑戦し続けている会社です。「新しい体験」と言葉に表すことは簡単で響きもいいですが、さまざまな物やサービスに溢れ、多くの企業が新しい体験価値の提供に向けた研究開発にしのぎを削っている現代社会の中で、人を感動させる新しい物事をつくり出すことは本当に骨の折れる仕事です。そうした大変さやハードルの高さが伴ってもなお、「お客様におもしろいものを届けたい」「お客様を驚かせたい」と、思い描いたアイデアを実行に移す行動力のある方は、きっとコロプラの中で楽しみながら活躍していただけるように思います。
コロプラの採用活動において、大切にしていることはありますか?
中川 「採用する」というのと同じくらいしっかりと、「採用しない」という判断も行わなければいけないと思っています。
コロプラだけではないと思いますが、IT業界/ゲーム業界は常に人材不足であると感じています。しかし、だからといって、目先の忙しさに囚われ、「この方は優秀だから」とスキルや経験だけで採用したり、カルチャーフィットを確信しきれないまま実績だけに採用すると、最終的に1つの違和感が大きな齟齬を生み、候補者の皆さまも私たちも全員が幸せな状態ではなくなってしまうかもしれません。
スキルや経験が豊富で、非常に優秀な方であっても、コロプラのカルチャーとマッチするかどうかは別物です。コロプラのカルチャーに合わないがために、せっかく持っているさまざまなスキルを発揮していただけないこともあり得ます。
採用活動は、候補者の皆さまの人生にも大きな影響を与えるものだからこそ、しっかりと責任を持って採用可否の判断をしていく。このことを、経営層も含めて、採用活動に携わる全メンバーが常日頃から意識しています。
入社後のオンボーディングについても教えてください。
中川 入社したメンバーがコロプラの環境にスムーズに適応することができるよう、入社後3カ月程度は、採用部でオンボーディングを実施しています。具体的には、各職種ごとの採用担当者が、毎週~隔週で面談を実施。入社1カ月までの間は、環境の変化に戸惑っていないか、入社前後でイメージのギャップを感じていないか、現場で仕事を進めるにあたって不便になっていることや壁になっていることはないかなどを細やかに確認しています。必要であれば、その方の所属するチームの上長にかけあって最適な環境を整えるアクションも起こします。業務に慣れ、成長実感や活躍実感を得て、コロプラでやっていけそうだという自信がついてくるまで、私たち採用担当がサポートしています。
【3】10年で感じる、採用の競合企業の変化
コロプラも採用広報に注力へ
中川さんは約10年ほど採用活動に携わっていると聞きました。10年前と今を比較して、採用市場の変化を感じることはありますか?
中川 外部環境の変化を実感することは多いですね。コロプラの採用において、10年前の競合は、家庭用ゲーム機メーカーやモバイルゲームを扱う企業が中心でした。しかし現在は、VRなどXRを手がける企業やIPビジネスを展開する企業など、ゲーム業界だけでなく多様な業界の企業が競合としてバッティングしている印象です。
競合が変化する中で、コロプラにマッチした方に来ていただくために取り組んでいることがあれば教えてください。
中川 先ほど北村が話していた「攻めの人事施策」が取りやすくなったという話と関連するのですが、北村が統括する人事戦略部と連携しながら、採用広報に力を入れるようになりました。 実を言うと、これまでのコロプラは採用広報があまり得意ではなくて。少し職人気質なところがあり、「出してるもので勝負してます」というか、良いタイトルをリリースしていれば自ずと採用活動でも結果はついてくると考えていたんです。 しかし時代は変わり、昨今はインターネット上に本当にさまざまな魅力的な職場の情報が掲載されています。コロプラの競合も増えました。そうした環境の中では、私たちも本腰を入れて、採用広報と向き合わなければならないと考えています。
北村 私はもともとゲーム制作の現場にいたのでよく分かるのですが、コロプラは本当に「ものづくり」と真摯に向き合える会社です。時間をかけて、新しい挑戦も織り交ぜながら、「お客様に新しい体験を届ける」ということを突き詰められる。このような環境はほかに見たことがありません。そういうコロプラの職場環境の魅力を、さまざまな場所を通して世の中に伝えていくことができたらと、現在さまざまな企画を動かしているところです。
中川 自分たちでは分かっているけれど第三者には伝えられていない魅力が、コロプラにはたくさんあります。私たちも北村とともに、そうした魅力を発信するお手伝いをしながら、より良いコロプラをつくる一助になれれば嬉しいです。
【4】コロプラの良さをさらに磨き、
「クリエイターの天国」であり続けたい
お二人はコロプラ歴が長いですよね。長く勤めてきたからこそ見えるコロプラの魅力を、ぜひ教えてください。
北村 やはりフィロソフィーを体現していることではないでしょうか。コロプラは企業ミッションとして「エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」という言葉を掲げ、ビジョンとしては先ほどもお話した「最新のテクノロジーと、独創的なアイデアで"新しい体験"を届ける」というものを掲げています。私はもう14年にわたってコロプラで働いていますが、こうしたミッション、ビジョンを、絵に描いた餅ではなく本当に体現できている稀有な会社だと感じます。私としても、現場でゲームをつくっていた頃は、お客様に新しい体験を届けることに心から楽しさを感じていましたし、毎回のように新しい挑戦をして自分の世界を広げられるのも、コロプラならではの職場環境だと思いますね。
中川 私も北村と同じ考えです。コロプラのものづくりにかける想いや姿勢は、私が入社したときと全く変わっていません。VRやAI、ブロックチェーンなどテクノロジーが大きく変化している中でも、企業としてものづくりへの想いや姿勢を変わらずに持ち続けることができるのは、本当にすごいことだと思います。
北村さんにお聞きしたいのですが、クリエイターから見たコロプラの職場環境はいかがですか?
北村 クリエイターとして働きやすさ、仕事のしやすさを感じるいろいろな制度が整っていると思います。例えば、ものづくりに関して言えば、「リードクリエイター制度」という仕組みをつくっており、リードクリエイターを中心にものづくりを推進する体制が整っています。また、プロジェクト自体も、職種の異なるメンバーと座席を近づけてコミュニケーションを取りやすくしていたり、ちょっとしたことを話しやすい「立ちミーティングスペース」をつくって、ものづくりのスピード感を保てるような仕掛けもつくっています。
スキルアップに関しても、同じ職種同士の横のつながりの中でスキルの共有が可能ですし、書籍購入のサポート制度などもあるため、そういったものを活用しながら、各々が必要とする知識・スキルの習得に励んでいます。
最後に、読者にメッセージをお願いいたします。
中川 新しい体験を届けたい、おもしろいゲームをつくりたいと思っている方にとっては、コロプラはとても良い環境であると思います。より良いものをつくるために、集中して頑張れる環境です。
北村 だから、クリエイターにとっては、ものすごく天国のような会社に感じると思います。ゲーム事業統括を務める取締役の坂本の言葉を借りれば、コロプラはクリエイターにとって楽ができる場所ではなく、いくら大変だろうとやりたいことを本気で突き詰められる「天国」を目指しています。
私たちHR本部の人間としても、コロプラのそうした環境を引き続き磨いていきながら、クリエイターにとってより良い職場であり続けられるよう尽力していきたいと思っています。エンジニアやデザイナー、プランナー、サウンドクリエイターなど、世の中に新しい体験を届けたいと考えているクリエイターの皆様にはぜひコロプラに来ていただきたいです。またクリエイターを応援したいと考えている方々にもぜひ応募していただけたら嬉しいです。皆様にお会いできるのを、楽しみにしております!
※「位置ゲー」は株式会社コロプラの登録商標です。