コロプラが新作ゲームのアートディレクターと3Dアーティストを積極採用する理由
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エンターテインメント本部
第1スタジオ部長藤野 貴之
2005年、コンシューマーゲームソフト開発会社に新卒入社し、3DアーティストとしてRPGの開発に従事。その後、数社でアートディレクター、プロデューサーとして活躍後、2019年、コロプラに中途入社。現在は管理職の業務もしながら新作ゲームのディレクター・アートディレクターを兼任。
ー はじめに ー
子どもの頃から「将来はゲームの絵を描く仕事をする」と決めていて、新卒でコンシューマーゲームソフトの開発会社に入社しました。そこで最も作りたかったゲームの続編に携わりながら3Dアーティストとしてのキャリアを積み、数社に転職もしましたが、一貫してきたことがあります。
"最高のゲーム体験を作りたい" という想いを軸に、"必要なことはなんでもやる" スタンスでいることです。たとえば今は管理職の業務もしつつ、ある新作ゲームのディレクターとアートディレクターを兼任していますが、どんな仕事でも "今、自分が一番すべきことは何か。どう進めるのが最適か" という視点で取り組んでいます。
このやり方は企業によって合う合わないがあるかと思いますが、コロプラにはもともと "職種の垣根を越えて、意見を言い合う" という企業文化があるため私も動きやすく、このたびの【新作ゲームのアートディレクターおよび3Dアーティスト募集】でも主体性のある方が求められています。
実は私が転職してきたのは2019年のことで、社歴も浅いほうです。でも、だからこそ今、コロプラへの転職を検討されている方にお伝えできることがあるのではないかと思っています。
そこで、以下に私が入社前に知りたかった情報をまとめてみました。最近のカジュアル面談で「よくいただく質問」にも回答する形にしていますので、ご参考にしていただける部分があれば幸いです。
INDEX
1 コロプラがエンターテインメント企業として大切にしていること
2 事業組織の全体像 〜 求めるクリエイター像 〜 3Dアーティストの裁量
3 労働環境
4 今、積極採用する理由と入社後にできること
1 コロプラがエンターテインメント企業として大切にしていること
コロプラは2008年に創業して以来、一貫して「 "Entertainment in Real Life" エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」を経営理念、Missionとして掲げており、すべてのプロダクトにおいて、"新しい体験" を届けることに注力してきた会社です。たとえば新規でプロジェクトを起こす際には、仕様などの手段よりも「どんなお客さまにどんな体験を届けたいのか」から考えることを重要視します。私が入社して間もなく感じたのは「あ、この会社本気だ」ということでした。
行動指針を「Try 挑戦」「Value 価値あるものづくり」「Believe 信じる心」としていて、それが社員に浸透しているからこそ、真っ直ぐ実践し続けられるんだと思います。「挑戦」しないと「価値あるものづくり」はできず、さらに「信じる心」がないと「挑戦」は続けられませんから、クリエイターの方にはイメージしていただきやすいのではないでしょうか。
ちょうど昨年、「創業者のメッセージ」とともに明文化されたところですので、詳細はこちらからご確認いただければと思います。
2 事業組織の全体像 〜 求めるクリエイター像 〜 3Dアーティストの裁量
コロプラには、大きく分けると2つの事業組織があります。「白猫黒猫本部」と「エンターテインメント本部」です。その具体的な役割については本部長による対談記事をご参照いただければと思います。両本部それぞれにアーティストが所属し、それぞれのゲーム開発・運営を支えています。
今とくに採用を強化しているのは各本部で進行している新規開発プロジェクトに貢献していただけるアーティストです。
【求めるクリエイター像】
主な募集職種は、アートディレクター、3Dアーティスト(キャラクター/背景/アニメーション/VFX)です。
どの職種においても共通して言えることは、過去の経験・フロー・肩書きなどにとらわれずに「プロジェクトのために今、何をすべきか」を、 積極的かつ柔軟に考え、動ける方が活躍しているという点だと思います。
アートディレクターに関しては、新作ゲームのアート全般について方向性を打ち出し、その決定を主導できる方に入社いただきたいです。より具体的に言うと、"そのゲームで与えたい体験" を理解した上で、その体験を実現するためにはどんな表現が相応しいか、その要件を考えて言語化し、周りに提案しながら形にしていくことができる方を求めています。
3Dアーティストに関しては、ゲームの開発初期にそのコンセプトをしっかり理解した上で、ディレクター陣が示した方針に対して具体的な表現方法を提案し、ルック開発を通して仕様を固められる方を求めています。たとえば「その方向性でいくなら、モデルやモーションはこういう仕様で実現できると思う」といった感じで、技術と合わせて提案していける方と一緒に働きたいです。
【3Dアーティストの裁量】
コロプラでは3Dアーティスト一人ひとりが手段を考え、提案していくことができます。もちろんチーム制作ですから、全てを自分だけで決めることはできませんが、だからこそ、重要なことは何かみんなで議論し、形作っていく面白さがあると私は思っています。
そんな環境で、仕様は全てプランナーに委ね、言われたことだけやるなんてもったいない。私自身、日々、自分からどうすべきか提案するようにしていますし、一緒に仕事をする仲間にもそれを期待しています。もちろんアートディレクターとして大事なポイントは伝えますが、細かな指示を出すことはしません。それこそ裁量を奪ってしまうことになってしまいますからね。
また私が絶対にしないと決めているのは、アーティストが作ってくれたものに対して、理由も言わずに否定することです。たとえば何か変更や修正が必要な場合は、必ずその根拠や事情を伝えます。頑張って作ったものに対し、感覚的な指示や根拠のわからない否定をされるのがどれだけつらいか私もよく知っていますので、どんなときも、アーティストへのリスペクトを持って接したいと考えています。
3 労働環境
クリエイターに限らないことだと思いますが、心体ともに健康でないことには、いいものづくりはできないというのが私の考えです。私がコロプラに入社する前には労働時間が慢性的に長い時期もあったようですが、2018年以降はいわゆる「働き方改革(22時以降の残業禁止〜裁量労働制の廃止)」が進み、2021年には「健康経営優良法人(大規模法人部門)」の認定を受けるまでになっていますので、そこはご安心いただければと思います。
また、新型コロナウイルス感染症対策に関しては、こちらのページに概要がまとまっていますので、必要に応じてご参照ください。人事部が中心となり、従業員の安全を確保しつつ、事業の推進と両立できるようにしていますので、現場は安心してゲーム制作に打ち込めます。
4 今、積極採用する理由と入社後にできること
アートディレクターにしても3Dアーティストにしても、表現やジャンルについては得意・不得意があると思います。
私もこれまでのキャリアによって形成した得意表現やジャンルがありますし、未経験の領域も当然あります。コロプラ社内で現在活躍しているメンバーも当然、得意不得意があります。これこそが、今アートディレクターを積極採用している理由です。
コロプラは今後も様々なジャンルのゲームを作り、"新しい体験" を世に出していく挑戦をし続けます。どんなコンセプトのゲームでも最適な表現が打ち出せるようにしていきたいですが、それができるのはたった一人のスーパーマンでなくて良いのではないかと思います。
もちろん誰か一人のすごいアイデアで勝つこともあると思いますが、多様な武器を持つ人が集まり、みんなで「得意」を持ち寄ることで集団として強くなり、どんな方向性でも最高の表現で、最高のゲーム体験を提供できるようになっていきたい。そんな体制を整えるべく、採用計画を強化しています。
このようにコロプラは現在進行形でアート面の体制を強化していますので、これから入社される方にも、そんな組織の中心人物になっていただけるチャンスがあるかと思います。
今後、長期的な視点で "新しい体験" を生み出し続けるためには、たしかな技術と表現力を持つアートディレクターと3Dアーティストが不可欠です。みなさまのエントリーをお待ちしています !
以上、私からは全体的な部分についてお伝えしましたので、実際に活躍する3Dアーティストの話にご関心がある方は、以下も合わせてお読みいただければと思います。
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