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2週間で個人ゲーム開発! 新卒2020研修リポート【ゲームプランナー編】

  1. 2020年新卒入社
    ゲームプランナー

    堤 周太

初めまして、2020新卒のプランナーとして入社した堤 周太です。
6月から『白猫プロジェクト』チームに配属され、主にクエスト作成業務などを担当しています。

今回は、ゲームプランナーの新卒研修リポート後編として「個人ゲーム開発研修」についてお伝えします!

個人ゲーム開発研修

個人ゲーム開発研修とは、新規ゲームの企画から開発まで、すべての工程を新卒プランナー1人で行う研修のことです。与えられた期間は2週間でして、その間のスケジュールなども自分で決める必要があります。

また、完成したゲームは本部長2名に実際にプレイしてもらい、フィードバックをいただくことができます。非常にタイトなスケジュールなため、先輩社員からも「全体(プランナー職の新卒9名)のうち3分の1くらいしかゲームが完成するところまでいかないと思う」という声が上がるほどの研修内容。「ゲーム作りの難しさを知る」ことが目的の本研修ですが、果たして完成させられる人は現れるのでしょうか。

今回は「企画フェーズ」と「開発フェーズ」「最終発表フェーズ」の3つにわけ、レポートしていきたいと思います!
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企画フェーズ

前回の記事にもある企画力実践講座で学んだ「ターゲット(誰を)」「企画意図(どうできるから)」「コンセプト(どんな体験を用意するのか)」をベースにどのようなゲームを作るのかを考え、企画書に落とし込んでいきます。

作成した企画書は先輩社員2名にレビューいただき、両名のOKが出て初めて開発フェーズに移行することができます。まず最初に先輩社員からいただいたフィードバックは「『自分が面白いと思う部分』に絞って作らないと間に合わない」というものでした。

今回は1人で開発を行う必要があるため、ただ面白い企画を考えるだけでなく、「実現可能性」についても考える必要があります。限られた工数とスケジュールの中で、最大限のアウトプットを考える。今回は個人ではあるものの、実際のプロジェクトでも同じような考えを持つ必要があるため、この工数観は大きな学びになりました。

その後、自分1人の力で実現できる範囲で、自分が与えたい体験を確実に与えられるように企画をブラッシュアップしていき、無事企画を通すことができました。

開発フェーズ

企画を通す段階で既に1週間が経過しており、残りの1週間でゲーム開発を1から行うことに。ここでも一騒動ありました。プランナーの中にはUnityでの開発経験がない人もいたため(僕もそうでした!)、配布された参考書を片手に開発を行いました。

もちろん開発も在宅で行うため、なかなか気軽に相談が行えない状況が続きました。

孤独感に襲われることもあったため、同期同士で常設のGoogle Meetを用意し、リモートながら常に相談しやすい環境を作りました。
工夫をしながら開発していると、あっという間に1週間が過ぎていました。「9人中3人程度しかゲームが完成しない」と予想されていましたが、無事全員が完成までこぎつけることができました!
Be-ars_co_shinsotsu_kenshu_vol2_2_n3_2020_800_533.jpg※ 上記は完成したゲームの一部です。

発表フェーズ

作成したゲームは、ゲーム制作現場の本部長に実際にプレイしていただきました。

本部長両名からは、
「コンセプト段階から難しいゲーム」
「このゲームは本当にスケールする(ユーザー数が拡大する)のか?」
「数回やると飽きてしまうので、ゲームシステムに拡張性があると良い」
など、厳しいながらも的確な指摘をいただきました。

ゲーム開発の難しさだけでなく、「作ったゲームの面白さを伝える」ことの難しさを改めて感じました。

まとめ

今回の個人ゲーム開発研修を通して、ゲーム作りの大変さ、面白さを伝えることの難しさを改めて感じました。プランナーはゲームを作るというよりも、他の職種のクリエイター(エンジニアやデザイナーなど)に「ゲームを作ってもらう」仕事なので、この経験は実業務に非常に役に立っていると感じています。

ゲームに限らず「何か1つのものを作り上げる大変さ」を理解している人は必ず活躍できると思うので、ゲームプランナーになりたいという方は、ぜひ学生のうちから何かしらのものづくりにトライしてみてください!

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