ビジネスを知り、数字を知る
そこに新規事業のヒントがある
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経理
M.U.
入社のきっかけ
大学生の頃は、生計を立てるために居酒屋のスタッフをはじめ、アルバイトを4つほど掛け持ちしていた時期がありました。だけど、いくら頑張っても時給が上がらないことをきっかけに、もっと効率よくお金を稼げる方法はないか?と考えるようになったんです。色々試しては失敗する中で行きついたのが、自身の浪人経験を活かした「浪人生向けオンライン家庭教師サービス」でした。
最初の数カ月は売上が上がらず焦りましたが、次第にサービスが軌道に乗ってきたので、人を雇用しようとしました。ところが、人をマネジメントしてサービスを運営することに失敗してしまい、自分に足りないものに気づかされたのです。
そこで就職活動では、マネジメントとチームワークが学べる環境であることと、新規事業に挑戦させてくれそうなIT企業という軸で就職先を探しました。候補となる会社がいくつかあった中で、コロプラは裏表のないピュアな印象の人が多く、「この会社なら信頼できそうだ」と思い入社を決めました。
現在の業務内容
経営管理部には、コロプラ本社の経理を担当する「単体経理グループ」と、コロプラのグループ会社の経理を取りまとめる「連結経理グループ」があります。
私は現在、連結経理グループに所属しています。連結経理グループの主な業務は、グループ会社の財務状態や経営成績をまとめ、コロプラの決算に合わせて連結財務諸表を作成することです。ファンドや関連会社も含めると全部で20社以上見ています。また、経理部門を持たないグループ会社の経理を受託するなど、幅広い業務範囲となっています。グループ会社の全体像を把握するには、単純に経理の知識だけでなく、主体的な情報のキャッチアップ力も必要です。各グループ会社の経理部長や事務担当者、時には取締役の方とコミュニケーションを取り、正確な情報を獲得し、適切な合意形成を行う必要があります。
グループ会社の事業には、スマートフォンゲーム以外にも投資事業、XRメタバース事業、コンシューマーゲーム事業、ブロックチェーンゲーム事業など、さまざまな事業があります。もともと私は新規事業に興味があったので、それぞれの会社の価値観や多種多様な事業に触れられることが、いい勉強になっていると感じています。
やりがいを感じていること
連結経理グループが一番忙しいのは、やはり四半期に一度おとずれる決算の時期です。
連結決算の数字を確定しなければいけない期限があり、なんとかそれに間に合ったときは本当に良かったと感じます。それは達成感より、安堵感の方が大きいかもしれません(笑)。
2023年10月から連結経理グループのマネージャーを務めております。
マネージャーになる以前は、自分の業務のことを中心に考えていましたが、マネージャーになってからは圧倒的にグループやメンバーのことを考える時間が増えました。
決算前のタイトなスケジュールを乗り切るには、チームで円滑に業務を進める必要があります。そのためにもメンバーを適材適所に配置することや、各グループ会社特有の会計処理に関する論点を共有することを心がけています。マネージャーの大きな役割の一つはグループの潤滑油になることだと思っているので、心がけたことがうまくいき、グループで円滑に業務が進められたときは、マネージャーとしてのやりがいを感じます。
これまでのキャリアパスについて
私は総合職としてコロプラに新卒入社したのですが、研修後に経理部署への配属が決まりました。
当時は、簿記の資格を持っているわけでもなく、今でも覚えているのが配属初日のミーティングで、「仕訳」や「計上」といったかなり基本的な経理用語の意味も全く分からなくて、本当に経理としてやっていけるのか......と非常に不安でしたが、入社1年目は上長とメンターの先輩が、それこそ家庭教師のように親身になって経理の仕事について教えてくれて、徐々に業務を覚えていくことができました。
教えてもらうにも、「自分が何を分かっていないか」を把握しなければ、漠然としたままになるので、初歩的なことは自分で本を読んで勉強するようにしました。そうやって1年、2年と経理の仕事を続けるうちに、これまで教えていただいた内容の点と点がつながっていき、経理の全体像が見えてきたのです。
入社3年目、単体経理、連結経理ともに業務の大枠を一巡し、経理の全体像を理解できたときが、自分にとってのターニングポイントでした。経理の全体像を把握することは、グループ会社の連結決算の業務においても必要なことですし、マネージャーを務めるにおいても重要なポイントだと思っています。
今後やりたいこと
もともと私は「新規事業に挑戦したい」という思いでコロプラに入社したわけですが、その思いは今も変わらず、いつか自分で考えたサービスに挑戦したいと思っています。
入社後は一貫して経理の仕事をしていますが、経理部に配属されなければ、経理の知識は身に付かなかったでしょう。将来的に新たな事業を立ち上げるにしても、総合職として経営に携わるにしても、数字に強くなることは欠かせない要素です。そうした意味でも、経理の仕事は今後のキャリアに活かされるはずだと思っています。
自分をポジティブにしてくれること
飲みに行くことです(笑)。社内の人と飲むことが多いので、おのずと情報交換の機会になっていますね。もう少し真面目な話をすると、情報交換を通して、いつかコロプラで新たなサービスを立ち上げるときのためのアイデアを考えることが、自分をポジティブにしてくれています。結局のところ、アイデアの種がないと何も始まりませんから、アイデアを思いつくとスマホのメモ帳に記録するようにしています。ちなみにアイデア数は現在、174個あります。
アイデアの種を考える視点として、我がごと感を大事にしています。
私は学生時代に「浪人生向けオンライン家庭教師サービス」を運営していましたが、あのときも自分が浪人を経験し、浪人生の気持ちがわかるからこそできたことです。今も同じように「もっとこうなればいいのに」「こういうサービスがあればいいのに」といった自分が日頃感じたことを軸にアイデアの種を探しています。
入社するまでにしたこと
私の場合、学生時代に「浪人生向けオンライン家庭教師サービス」に全力で取り組んできましたが、学生のうちに自分のやりたいことを精一杯やってみるといいと思います。
もし「やりたいこと」が見つからないとしたら、それは経験の「種類」か「深さ」が足りていないのかもしれません。未経験のことにも果敢に挑戦して「種類」を増やしたり、今取り組んでいることをもっと突き詰めて「深さ」を出すことでやりたいことを見つけることが出来ると思います。これは時間がかかることなので、自由に時間を使える学生のうちに全力でトライしてみてください!
これから入社する方へ
コロプラは"新しい体験"を届けることをビジョンに掲げ、新たなことに挑戦し続けています。
新しいことが始まると、これまでなかった会計処理が発生する可能性があります。
直近では、グループ会社のBrilliantcrypto社が設立され、ブロックチェーン技術を用いた事業の開発を進めていますが、そうしたコロプラグループでの新たなビジネスは、スピード感がとても速いものです。それを連結経理グループでサポートしていくには、自ら情報をキャッチアップしていく姿勢や、未知の業務に主体的に取り組んでいく姿勢が大事になってきます。
そのため今期の連結経理グループの方針では、「主体性」を掲げています。
また、コロプラでは「素直さ」も大事にしていて、ここで言う「素直さ」とは、既存のやり方に固執せず、変化を受け入れられる柔軟さを意味します。
新たな変化をポジティブに捉え、主体的に取り組める方を歓迎しています!