長期戦も見据えた、企業の新型コロナウイルス感染症対策【スーパーフレックス勤務 & スーパーフリーアドレス勤務】
こんにちは。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、コロプラでも対策が続いています。
刻一刻と状況が変わる中で、感染防止と業務の両立をしていくのは容易なことではありませんが、今回は長期戦になる可能性も踏まえて導入したコロプラの新制度をご紹介させていただきます。あくまでも "社員数900名規模のエンターテインメント企業" の事例ですが、ご参考にしていただける部分があれば幸いです。
時系列で見る、
新型コロナウイルス感染症対策 in コロプラ
まずはVol.1、Vol.2と同様に、時系列で感染症対策をリポートします。これらのアナウンスは全てSlackというコミュニケーションツールでなされ、毎週、社長や役員陣によるビデオメッセージも配信されています。
3月26日(木) 翌週3月30日(月)より、2週間交代制で、全社員の1/3ずつを在宅勤務にすることが決定。各部署、各チームの在社人数を実質2/3にするために、Aチーム、Bチーム、Cチームのチーム分けを実施。
3月27日(金) Aチームの在宅勤務準備。機材発送、VPNの接続テストなどを各自で実施。
3月30日(月)
◆ Aチーム(約300名)の在宅勤務開始。
◆ 厚生労働省および各都道府県知事からの「感染拡大防止のための行動に関する要請」を受け、会食全面禁止。
4月1日(水) 例年4月1日に実施してきたキックオフイベント、入社式を延期。新卒研修をオンラインで開始。
4月6日(月) 東京都の感染拡大を受けて、「1/3ずつの在宅勤務」より一段上の対応が必要であると判断し、就業場所を会社・自宅のいずれかで選択できる「スーパーフリーアドレス勤務」を導入。また、オフピーク通勤のための「スーパーフレックス勤務」の継続決定(現時点では4月30日(木)までを予定)。
コロプラ流・スーパーフレックス勤務 & スーパーフリーアドレス勤務とは
4月6日(月)、都内における新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「スーパーフレックス勤務」の継続と「スーパーフリーアドレス勤務」の導入が決定しました。
この2つの勤務制度を同時に適用する理由は、新型コロナウイルスとの戦いが長期戦になる可能性があるためです。コロプラでは、日々刻々と変化する状況に応じて都度、業務スタイルを変えるのではなく、長期的に運用することが可能な制度を導入し、できるだけ今まで通り事業を継続していきたいと考えています。
【スーパーフレックス勤務とは】
出社する場合は、各自が利用する沿線の状況に合わせて時差出勤をします(詳細はVol.1をご参照ください)。
◆ フレキシブルタイム
∟ 6:00〜22:00
◆ コアタイム
∟ なし
【スーパーフリーアドレス勤務とは】
就業場所が自宅、会社のどちらでもOKという勤務形態です(カフェを始めとするオープンなスペースでの業務はNGです)。この場合、時差出勤の必要がありませんので、従来通りのフレックスタイム制の範囲で勤務します。
◆ フレキシブルタイム
∟ 8:00〜10:30(この範囲内で出社)
∟ 15:30〜22:00(この範囲内で退社)
◆ コアタイム
∟ 10:30〜15:30(勤務必須時間帯)
日ごとに就業場所を選択できる! 従業員のメリットとは
上記の2つの勤務制度を導入することによって、従業員は「今日は在宅にしようかな、明日は会社に行こうかな」と1日ごとに就業場所を選択できます。
在宅勤務をする人の割合が圧倒的に高くなると予測されていますが、「小さな子どもがいるので、この日は会社で作業したい」とか「自宅のインターネット環境があまり良くないので、この作業をする日は会社のほうが効率的」とか「自宅にオフィスチェアがないので、ずっと家で作業をするのはツライ」という方は、会社で仕事をすることが可能です。
コロプラ社内では、三つの「密」(密集、密閉、密接)は少なくとも起こらない環境にするという感染症対策をしつつも、この戦いが長期戦になることも見据えて、従業員のライフスタイルに寄り添いながら、バランスを持って会社を運営していきたいと考えています。
以上、2020年4月6日時点の最新情報とさせていただきます。
末筆ながら、みなさまの安全とご健康を、従業員一同、祈っております。
エンターテインメント企業として、これからも変わらず、良質なエンターテインメントをお届けできるよう、万全の体制を整えていきますので、ご理解・ご協力のほど、お願い致します。